色覚障害


赤と緑、オレンジと黄緑、青と紫など、隣り合う色の組み合わせによっては、色の違いが見分けにくい人がいます。 100人のうち、数人はこのような人がいるといわれていますから、決してまれなことではありません。 他の病気と関係して起こる色覚異常もあれば、そうでないものもあります。 10歳前後の子供の場合は、心因性で色が見分けにくくなるというようなこともあります。 昔は小学校で行われていた健康診断で色覚検査が実施されていたので(どのような検査をしたか覚えているご両親も多いと思います)、この子は色が見分けにくいようだということが小さいときにわかったのですが、2003年以降は小学校での健康診断で色覚検査が廃止されてしまったので、色が見分けにくいようだということがわからないまま成長しているお子さんが少なからずいます。 特に赤と緑の組み合わせがわかりにくいという場合は、信号の色を見分けることにつながりますから、生命の危険から身を守るためにも、どのような色なら見分けられて、どのような色なら見分けにくいのかをわかっておきましょう。 ※もっと幅広く詳しい情報を知りたい人は、以下のページもご覧ください。 (学会の許可を得てリンクをつけています)
日本眼科学会のページ(先天色覚異常) http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_senten.jsp