日本眼科学会のページ(加齢黄斑変性)
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加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は、網膜の中でも一番ものを見るのに大切な黄斑という部分が傷ついてしまう病気です。
黄斑は、眼の中の網膜というカメラでいえば画像をうつすフイルムやメモリーカードにあたる部分の中でも、一番ものを見るのに大切な部分で、そこが傷ついてしまう病気です。
名前のとおり、加齢により起こりやすくなり、タバコを吸う人に多くみられるといわれていますが、肥満や高血圧も病気の原因になりうると考えられています。加齢黄斑変性になると、ものが歪んでみえる、真ん中が見えない、視力がだんだん落ちるというような症状がでます。
治療をしないで放っておくと、いずれ視力は0.1以下になります。方眼紙の目盛のように、縦横に均一に並ぶ直線を紙にかいてみて、その中央部が直線ではなく曲線に歪んでみえたら、加齢黄斑変性になっているかも知れないと疑ってください。治療法はいろいろ試されていますが、残念ながら現在のところは、この病気を完全に治す方法はありません。
加齢黄斑変性になる前の眼の状態に戻すことはできないので、病気にならないように予防することが大切です。
日本人の食事が欧米人型の洋食に変わったことで、加齢黄斑変性になる人が増えたともいわれていますので、食事のメニューを野菜や魚を中心にした和食メニューにして、ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、亜鉛などのサプリメントを積極的にとるようにしましょう。
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